エブリ リトル シング
大村 あつし /
ゴマブックス
グループ:Book /ランキング:21621
価格:
¥ 1,260 / ユーズドストア
¥ 97 より
発売日:2007-05-07 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
やさしいストーリー 
(2008-06-28)
IT関連のライターをされていた大村さんが書いた初の小説。
内容については賛否両論あるようだが、純粋に読み物として完成度が高いと思う。
成功哲学関連の一冊として読むと確かに物足りなさはあるものの、人生訓を含む小説として捉えると素晴らしい。
「人生を変える6つの物語」が収められているこの本は、とにかく話が優しい。
読んで救われる話のオンパレード。
そして、登場人物は緩やかに柔らかくつながっていく。
一生懸命がんばっている誰かの行動が、どこかの誰かの幸せにつながっている
こう書いて思い出したが、このテーマはミスチルの「彩り」の歌詞にぴったりだ。
この本を読むときにはミスチルの「彩り」をイメージしながら読むと良いかもしれない。
通勤電車の中で読んで、昼休み中にも開いて続きを読んだ本はそう多くない。
心が温かくなる本です。 
(2008-06-26)
足が5本しかないクワガタと欲しいと言う少年。
「自分よりも立派だよ」「どうして?」店員は少年の告白に驚き、先の自分の言葉を悔いる。
物語はそこから始まる。
大事なことに気づかされた昆虫屋の店員、父子家庭で弁当に悩む女子中学生、お互いに思いを伝えられない高校生の男女、仕事と上司と同僚に悩む20代OL、小説家になりたかった女性バーテンダー、教師の夫婦と様々な視点に立った短編が連なります。
1つの話の中に2つの視点があり、物事は単純ではなく誰もが隠された悩みを持っていて、実はその近くに解決する方法や人がいてくれる。そういうことに気づかされる気がします。誰もが持つ心の傷や悩みを優しく修復してくれるかもしれません。
そして、全てが1つの糸で繋がっていて、誰かが誰かに影響を与えるということはこういうことなんだと判ります。一人の生き方がいくつもの花を咲かせる。一人の言葉がしっかりと根を張っている。一人の勇気がまた別の勇気を育てています。
文字も大きめでとても読みやすい本です。読み終えると素直な気持ちになれると思います。
新機能を試してみます。読み終えたら次はこれですね。
エブリ リトル シング2.0
ティーンエイジャー向け。 
(2008-04-16)
話題になっていたので図書館で予約してみました。
ずいぶん長い期間待ってようやく手にしました。
15分ほどで読み終わりました。
泣ける、というには私は年をとりすぎたのかしら。
話の構成もよくて文章も丁寧でわかりやすく、清潔感のある言葉選び。
まるで小学5,6年の国語の教科書のようです。
テーマも「白い紙に書かれた黒い丸」のエピソードがつながっていて、
「自分」を探す年頃の方に、なにかヒントになる本だと思います。
中学生、高校生にプレゼントするにはいい本ではないでしょうか。
またはほとんど本を読まない人が読書生活を始めるきっかけなどに。
ちょっと疲れた青少年達へ 
(2008-04-02)
初めて読む作者。
自己啓発書的でもあるが、哲学でもある。
5本足のクワガタと義足の少年の話から、学校生活、初恋、大学、バイト、結婚、就職といった人生の流れを綺麗に描いていると思う。
ちょっと人生に疲れたと思う青少年が読むのには適していると感じる。
もちろん中年でも良いのだが、どうしてもノイズが少ない分、綺麗過ぎると感じてしまう。
構成的には「陰日向に咲く」に似ていると思う、展開の妙が良い。
ITライターの短編小説集と侮るなかれ、買って損はない! 
(2008-04-01)
大村あつしさんはVBAの第一人者としても有名ですが、文筆家としても知名度を上げています。わかりやすく、知的な文章が魅力です。1度読んだ本を読み返すことはあまりないのですが、この本は2回読み返しました。それくらい価値のある書物だと思います。
全部で6編になっていますが、第1話の主人公の少年がその成長とともに第2話以降にも登場します。第6話ですべての話が収束するのですが、なぜか第3話に出てくる2人が、この話に加わっていません。その理由は、続編の「エブリ リトル シング 2.0」に隠されています。
個人的には、第3話の京香が萌えです。真のメガネっ子萌なら、彼女に惚れないわけがないw